無料サーバーの性能と導入方法を徹底比較

こんにちは、デジタルボーイです。普段はデータ分析コンサルが本業なのですが、WEBデータ分析後にホームページ制作の受注やホームページ運用のアドバイスもすることがあり、今回は、無料のレンタルサーバーについて質問されたので調べて見ました。

特に、お客さんのコーポレートサイトのための無料サーバーとして、コーポレートサイトの運用が可能か?という観点で調べています。

記事を書いた人

デジタルボーイです。
データサイエンス歴20年以上のおっさんです。中小企業診断士として、データサイエンス、WEBマーケティング、SEOに関するデータ分析、コンサルティングの仕事をしています。自己紹介の詳細はコチラ

本記事の結論!

無料で手軽にコーポレートサイトを運営したいのであれば、シンフリーサーバーがダントツでおすすめ!

目次

コンサル的視点〜コーポレートサイトを運営できるかどうか

今回の無料サーバーのチェックポイントですが、経営コンサルの視点で「コーポレートサイトの運営が可能か」という点で見ていきたいと思います。

コーポレートサイトの運営については、以下を必須としました。

ポイント1:広告表示はないか?

ポイント2:WordPressがインストールできるか?

ポイント3:独自ドメインが使えるか?

以上を元に、以下のサービスをそれぞれ見ていきましょう。

  1. シンフリーサーバー:https://www.xfree.ne.jp/
  2. スターレンタルサーバー:https://www.star.ne.jp/
  3. XREA Free:https://www.xrea.com/
  4. Google cloud ウェブホスティングサービス:https://cloud.google.com/solutions/web-hosting?hl=ja

シンフリーサーバー

シンフリーサーバー:https://www.xfree.ne.jp/

シンフリーサーバーは、完全無料で利用できる高機能なレンタルサーバーサービスです。広告表示がなく、安定したパフォーマンスを提供することで、個人や小規模ビジネスの利用者に非常に人気があります。次のような特徴を持っています。

無料なのに高性能!

シンフリーサーバーは、容量300GBのオールSSD高速サーバーを使用しています。これにより、高速なデータ転送と処理が可能で、ユーザーはデータの容量を心配することなく運用できます。

WordPressインストールOK!

主な機能には、PHPやMySQLのサポート、WordPressのインストール機能が含まれています。さらに、WAF(Web Application Firewall)も無料で利用可能で、セキュリティ面でも安心です。利用者は最大5つのWordPressサイトを作成できます16

必要な手続き

利用を開始するには、メールアドレスが必要です。Gmailなどのフリーメールで問題ありません。新規アカウントを作成することで、シンフリーサーバーの全機能を活用できます。

注意点

ただし、無料サービスであるため、サポートを必要としない技術的知識が要求されることがあります。サーバー関連のトラブルに対処する能力があることが望ましいです。

評価

無料サーバーチェック項目

  • 独自ドメイン:10個
  • WordPress:可能
  • 広告表示:なし
  • おすすめ度:10点

スターレンタルサーバー

スターレンタルサーバー:https://www.star.ne.jp/

スターレンタルサーバーというサービスのフリープランになります。無料ですが、高機能なレンタルサーバーを提供するサービスです。

独自ドメイン利用可能

フリープランでは独自ドメインの設定が可能です。使用するためには、サーバーにドメインを追加設定する必要があります。具体的な手続きは、管理ツールから行うことができます。

WordPressインストール可

WordPressのインストールも可能です。さらにフリープランでも、サーバー管理ツールから簡単にWordPressをインストールできる機能を提供しています。必要な手順に従い、データベースの設定やテーマの選択を行うことで、短時間でセットアップが可能です。

広告表示のなし

フリープランでも広告表示なし。

注意点

フリープランでは「フリープランは3ヶ月ごとに契約更新の手続きが必要となります。」と書かれてあります。

つまり、3か月ごとに、まいかいまいかい、更新手続きをしなければいけません。しなければ、サーバー停止やコンテンツの削除も考えられます。更新手続きって、簡単なようで結構タイへですよね。うっかり忘れもあると思うので、ここについては、かなり注意が必要です。

評価

無料サーバーチェック項目

  • 独自ドメイン:可能
  • WordPress:可能
  • 広告表示:なし
  • おすすめ度:8点

3か月ごとの更新を考えると、ちょっと使いづらいということで、減点しています。

XREA Free

XREA Free:https://www.xrea.com/

XREA Freeは、GMOデジロックが提供する無料のレンタルサーバーです。機能性が高く、特に初心者や小規模ウェブサイトの運営に適しています。

独自ドメイン利用可能

XREA Freeでは独自ドメインを利用することが可能です。独自ドメインを使用するには、まずドメインを取得し、その後XREAに設定する必要があります。この設定はコントロールパネルから行うことができ、ドメインのネームサーバーやDNS情報の管理もサポートされています。

WordPressインストール可

XREA Freeでは、WordPressを簡単にインストールすることができます。特に、「CMSインストール」機能を利用することで、数クリックでWordPressをセットアップできます。また、データベースの作成が必要ですが、MySQL(MariaDB)やPostgreSQLを選択することができます。これにより、ユーザーは自分のウェブサイトを迅速に構築し、運営を開始することができるのです。

広告表示のなし

残念ながら、XREA Freeの利用では広告が表示されます。この広告は無料プランの一部であり、表示の回避は有料プランへのアップグレードが必要です。

有料プランである、XREA Plusに契約することで、広告表示をオフにし、サービスの機能を拡充することが可能になります

注意点

やはり広告表示ありという点がコーポレートサイト運用で、ネックとなります。

評価

無料サーバーチェック項目

  • 独自ドメイン:可能
  • WordPress:可能
  • 広告表示:あり
  • おすすめ度:4点

Google cloud ウェブホスティングサービス

Google cloud ウェブホスティングサービス:https://cloud.google.com/solutions/web-hosting?hl=ja

Google Cloudのウェブホスティングサービスは、スケーラブルで高性能なホスティングソリューションを提供します。特に、小売サイトや動的ウェブアプリケーション向けに最適化されており、機能やパフォーマンスが求められるプロジェクトに力を発揮します。Google Cloudは、ユーザーにとって使いやすく、初めての方でも無料でサービスを開始できる環境を整えています。

独自ドメイン利用可能

Google Cloudのウェブホスティングサービスでも、独自ドメインを利用することができます。ユーザーは自身のドメイン名を設定し、それを利用してウェブサイトを運営できるため、ブランドの独自性を保つことが可能です。

WordPressインストール可

このサービスでは、Google Cloud上にWordPressを簡単にインストールすることができます。WordPressはコンテンツ管理システムとして広く利用されており、多くのユーザーがブログやウェブサイトの構築に活用しています。GCP上でのWordPress環境構築についてのガイドも提供されており、初めての方でもスムーズに導入できるようサポートが整っています。

広告表示のなし

ありがたいことに、Google Cloudのウェブホスティングサービスでは、基本的に広告表示はありません。ユーザーは自身のウェブサイトに広告を表示するかどうかを自由に決定できるため、収益化やサイトのデザインに関して柔軟性を持たせることができます。プラットフォーム側からの広告は提供されないため、ユーザーは自分の要望に応じた運営が可能です。

注意点

Google cloudというクラウドサービスを使うことで、他のレンタルサーバーにはない、拡張性やカスタマウズ性は格段に高いです。ただし、クラウドサービスは基本的にはサーバー管理を自分でやれる人向けのサービスです。高機能であることのトレードオフとして、「操作が複雑」という点があります。

評価

無料サーバーチェック項目

  • 独自ドメイン:可能
  • WordPress:可能
  • 広告表示:なし
  • おすすめ度:6点

高機能であるが故に、操作は難しい。手軽にコーポレートサイトを運用したいのであれば、レンタルサーバーの無料プランの方が無難。

まとめ〜コンサル的結論

以上、4つの無料サーバーを見てみました。結論としては以下になります。

無料で手軽にコーポレートサイトを運営したいのであれば、シンフリーサーバーがダントツでおすすめ!

ただし、Googleのホスティグサービスもかなり高機能な割に無料ということで、捨てがたいのも確か。もし、ITに詳しかったり、今後、WEBアプリなどの搭載など、システム拡張をする予定があるのであれば、Googleホスティングサービスは考えるべき選択肢の筆頭と言えるでしょう。

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