こんにちは、デジタルボーイです。福岡県の人口データについて、分析してみました。
データ出典
- データ元:2020年国勢調査
- url:https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka.html
福岡県の人口データと人口密度一覧
県 | 総人口 (万人) | 人口密度 (人/km2) | rank |
---|---|---|---|
北海道 | 522 | 67 | 8 |
青森県 | 124 | 128 | 31 |
岩手県 | 121 | 79 | 32 |
宮城県 | 230 | 316 | 14 |
秋田県 | 96 | 82 | 38 |
山形県 | 107 | 115 | 36 |
福島県 | 183 | 133 | 21 |
茨城県 | 287 | 470 | 11 |
栃木県 | 193 | 302 | 19 |
群馬県 | 194 | 305 | 18 |
埼玉県 | 734 | 1,934 | 5 |
千葉県 | 628 | 1,219 | 6 |
東京都 | 1,405 | 6,403 | 1 |
神奈川県 | 924 | 3,823 | 2 |
新潟県 | 220 | 175 | 15 |
富山県 | 103 | 244 | 37 |
石川県 | 113 | 271 | 33 |
福井県 | 77 | 183 | 43 |
山梨県 | 81 | 181 | 42 |
長野県 | 205 | 151 | 16 |
岐阜県 | 198 | 186 | 17 |
静岡県 | 363 | 467 | 10 |
愛知県 | 754 | 1,458 | 4 |
三重県 | 177 | 307 | 22 |
県 | 総人口 (万人) | 人口密度 (人/km2) | rank |
---|---|---|---|
滋賀県 | 141 | 352 | 26 |
京都府 | 258 | 559 | 13 |
大阪府 | 884 | 4,638 | 3 |
兵庫県 | 547 | 651 | 7 |
奈良県 | 132 | 359 | 29 |
和歌山県 | 92 | 195 | 40 |
鳥取県 | 55 | 158 | 47 |
島根県 | 67 | 100 | 46 |
岡山県 | 189 | 265 | 20 |
広島県 | 280 | 330 | 12 |
山口県 | 134 | 220 | 27 |
徳島県 | 72 | 174 | 44 |
香川県 | 95 | 506 | 39 |
愛媛県 | 133 | 235 | 28 |
高知県 | 69 | 97 | 45 |
福岡県 | 514 | 1,030 | 9 |
佐賀県 | 81 | 333 | 41 |
長崎県 | 131 | 318 | 30 |
熊本県 | 174 | 235 | 23 |
大分県 | 112 | 177 | 34 |
宮崎県 | 107 | 138 | 35 |
鹿児島県 | 159 | 173 | 24 |
沖縄県 | 147 | 643 | 25 |
次は、各都道府県の人口と人口密度のデータです。
2020年の国勢調査では、福岡県の人口は513万人でした。これは全体の9番目の人口であり、有数の大都市といえますね!
また、福岡県と同程度の人口の都道府県は、北海道(522万人)、兵庫県(546万人)ですね!
福岡県が他県よりも数値の高い指標
次は、都道府県データ(2020年国勢調査)の内、福岡県が上位10位にランクインしたデータを抽出しました。
指標 | 値 | ランク |
---|---|---|
I.卸売業,小売業_人_人口比 | 8.7 | 4 |
うち単独世帯_世帯_世帯比 | 40.6 | 4 |
産業3部門第3次産業就業者の割合_% | 77.7 | 5 |
従業地・通学地による人口通学者_人_人口比 | 12.8 | 6 |
G.情報通信業_人_人口比 | 1.5 | 6 |
H.運輸業,郵便業_人_人口比 | 3.1 | 6 |
D.販売従事者_人_人口比 | 6.9 | 6 |
人口構成比[年齢別](男)15歳未満_% | 14.0 | 7 |
5年間の人口増減率_% | 0.7 | 7 |
人口構成比[年齢別](女)15歳未満_% | 12.1 | 7 |
人口構成比[年齢別](男女「総数」)15歳未満_% | 13.0 | 8 |
J.金融業,保険業_人_人口比 | 1.2 | 8 |
K.不動産業,物品賃貸業_人_人口比 | 1.2 | 8 |
R.サービス業(他に分類されないもの)_人_人口比 | 3.8 | 8 |
C.事務従事者_人_人口比 | 10.3 | 9 |
このデータは、各指標をデータの高い順に並べ、福岡県の順位が10位以内の指標になります。
上のデータから、次のように若い人が多い傾向が見て取れました!
- 単独世帯(一人暮らし)が高い
- 通学者が多い
- 15歳未満の比率が高い
- 人口増加率が高い
また、職業では次のような就業が多いようです。
- 情報通信
- 運輸業
- 販売員
- 金融保険関連
- 不動産業
- サービス業
- 事務関連
福岡県が他県よりも数値の低い指標
次は、都道府県データ(2020年国勢調査)の内、福岡県が47都道府県中38位以下にランクインしたデータを抽出しました。
指標 | 値 | ランク |
---|---|---|
産業3部門第1次産業就業者の割合_% | 2.4 | 38 |
人口構成比[年齢別](男女「総数」)65歳以上_% | 27.9 | 39 |
人口構成比[年齢別](女)65歳以上_% | 30.8 | 39 |
うち農業_人_人口比 | 1.1 | 39 |
(再掲)3世代世帯_世帯_世帯比 | 3.3 | 39 |
Q.複合サービス事業_人_人口比 | 0.3 | 39 |
G.農林漁業従事者_人_人口比 | 1.1 | 39 |
世帯2015年(平成27年)の世帯数(組替)_世帯_世帯比 | 94.7 | 40 |
A.農業,林業_人_人口比 | 1.1 | 40 |
E.製造業_人_人口比 | 5.8 | 40 |
うち核家族世帯_世帯_世帯比 | 52.3 | 40 |
産業3部門第2次産業就業者の割合_% | 19.9 | 40 |
H.生産工程従事者_人_人口比 | 5.7 | 40 |
夫婦のみの世帯_世帯_世帯比 | 19.0 | 41 |
2015年(平成27年)の人口(組替)_人_人口比 | 99.3 | 41 |
人口構成比[年齢別](男)65歳以上_% | 24.7 | 41 |
(再掲)夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦のみの世帯_世帯_世帯比 | 11.1 | 41 |
男親と子供から成る世帯_世帯_世帯比 | 1.2 | 46 |
このデータは、各指標をデータの高い順に並べ、福岡県の順位が47都道府県中38位以下の指標になります。
上のデータから、次のように高齢化に関するデータが福岡県は低くなっていますね!
- 65歳以上人口比が低い
- 3世代世帯比が低い
- 核家族世帯比が低い
また、職業では次のように、農家と製造業者に関する就業が少ないようです。
- 農業が少ない
- 製造業従事者が少ない
- 生産工程従事者が少ない
福岡県の特徴をまとめてみよう!
ここまで、福岡県が全国的に上位にランクインしている指標と下位にランクインしている指標をもとに、福岡県の特性を分析しました。最後にこれまでのデータを掘り下げ、福岡県の経済や生活に関する特徴を整理しましょう!
福岡県の都市化と若者の流入
福岡県は、単独世帯や通学者が多く、15歳未満の人口比率が全国でも高いことが分かります。この背景には、以下の要因が挙げられます。
- 大学や専門学校が多い: 福岡市や北九州市を中心に、国立大学は「九州大学、九州工業大学、九州工業大学、福岡教育大学」など、公立大学は「北九州市立大学、九州歯科大学、福岡女子大学」など、私立大学は「福岡大学、西南大学、九州産業大学、久留米大学」など多数あります。大学や専門学校が多くあり、九州各地を中心に全国から若者が進学のために移り住むことが多い。
- 就職機会の集中: 情報通信業やサービス業などの第3次産業が発展しており、若年層の就職先としての魅力が高い。
これらの要因が若者の流入を促進し、結果として人口増加率が高い状態を維持していると考えられます。
産業構造の特性
福岡県では、農業、林業、漁業などの第1次産業や、製造業、建設業などの第2次産業の就業者割合が全国平均よりも低く、サービス業などの第3次産業の就業者割合が非常に高いことが特徴的です。このデータから、福岡県の産業構造は以下のような傾向が見られます:
- サービス業の中心地: 県全体として観光業や飲食業、小売業が盛んであり、九州全域の物流拠点としての役割も担っています。
- 農業や製造業の割合の低下: 福岡県は都市化が進む一方で、農地や工場が減少しており、農業・製造業の就業者割合が全国的に低い結果となっています。
家庭構成の特徴
福岡県では、核家族世帯や3世代世帯の割合が全国的に低く、単独世帯や若年層世帯が多いことが分かります。この背景には以下の要因が考えられます:
- 都市部の生活スタイル: 福岡市や北九州市などの都市部では、仕事のために単身で移住してくる若者や、一人暮らしを選択する高齢者が多い。
- 高齢者の割合が低い: 福岡県の高齢者割合は他県と比較して低いため、3世代世帯や高齢者夫婦世帯の比率も低くなっています。
福岡県の人口動態と将来展望
福岡県は人口増加率が全国でも高い部類に入ります。この増加率は九州地方全体の中でも際立っており、以下の要因が寄与していると考えられます:
- 九州地方のハブ都市としての役割: 交通網の発達により、福岡県が九州全体の経済・文化・行政の中心地として機能している。
- 外国人住民の増加: 福岡市を中心に外国人労働者や留学生が増加しており、多文化共生が進んでいます。
これらの点から、福岡県は都市としての利便性や経済的な魅力を活かして、今後も人口の増加と若年層の流入が続くことが予想されます。