無料ツールのGoogleサイトって何?料金やサービス概要を解説

こんにちは、デジタルボーイです。普段はデータ分析コンサルが本業なのですが、WEBデータ分析後にホームページ制作の受注やホームページ運用のアドバイスもすることがあり、無料のホームページ作成ツールであるGoogleサイトについても質問をもらうことがあります。なので、Googleサイトについて調べて見ました。

結構調べてみると、いろいろあったので、今回はその中の初回として、Googleサイトの概要について説明したいとお思います。

記事を書いた人

デジタルボーイです。
データサイエンス歴20年以上のおっさんです。中小企業診断士として、データサイエンス、WEBマーケティング、SEOに関するデータ分析、コンサルティングの仕事をしています。自己紹介の詳細はコチラ

比較的小規模ビジネスの企業さんだったり、BtoBビジネスでしっかりとした自社サイトを作っていない企業さんで、サイトを自作しようと思っている企業で、よく「Googleサイトって何?」って聞かれることがあります。

Googleっていうと、検索エンジンが一番有名でそれ以外には、Gメール、ドキュメント、スプレットシートも有名ですね。そのなかで、Googleサイトはいまいち知名度は低いと思います。僕も調べるまで、ほぼ知識ゼロでした。でも今回調べてみて(意外と)良かったので、ぜひ、本記事読んでみてください!

本記事の結論!

Googleサイトは、サイト作成の初心者でもめちゃくちゃ簡単にサイトを作れ、公開できます。ズバリ、中小企業のコーポレートサイトの無料自作ツールとしては、最強です!僕もコンサル場面でサイト自作をしたいと相談された場合、今後はGoogleサイトをお勧めしようと思います!

個人的に思う、Googleサイトの特におすすめな活用例
Googleサイトは、簡単さと無料で使える利点から、コンサル的には結構、ニッチな場面で、力を発揮するのでは?と思いました。例えば、社内用ポータルサイトとして、Googleドキュメントやスプレッドシート、カレンダーをまとめてリンクするだけで、情報共有の効率が格段にアップしますね!あと、イベントの案内ページや、プロジェクト進捗の共有用ページをさっと作成するのにも便利かも。さらに、個人事業主のポートフォリオや簡単な製品紹介ページとしても活用可能ですね!特に小規模なビジネスや趣味のプロジェクトでは、コストをかけずにすぐに運用を始められるため、試験的なサイト運営や一時的な情報発信の場としても最適だと思います!

目次

Googleサイトって何?

比較的小規模ビジネスの企業さんだったり、BtoBビジネスでしっかりとした自社サイトを作っていない企業さんで、サイトを自作しようと思っている企業で、よく「Googleサイトって何?」って聞かれることがあります。一言で言うと、

Googleサイトっていうのは、Google社が提供するサービスで、ホームページを無料で作成・公開ができるんですよ!

特徴的なのは、最近はやりのノーコードツールということで、サイト制作で必須のプログラム(HTML/CSS/Javascript )は一歳不要です。

不要どころか、HTML/CSS/Javascriptなどのプログラムで編集することもできません。なので、ホームページ作成経験者からするとちょっとしたカスタマイズができないと言う欠点でもあります。

Googleサイトはすでに組み込まれているホームページ用のデザインテンプレートという雛形が用意されていて、そこに画像やら文字やらを「ぽいっ」とドラッグアンドドロップして、ページを作っていく流れです。

なので、(HTML/CSS/Javascript をつかった)普通のホームページ制作の手順通常より、無茶苦茶簡単に、手っ取り早くホームページやwebサイトが作れます。とっととホームページを作ってしまいたい方にはぴったりです。

あるいは、今、ホームページ制作を業者に依頼するか自作するかで迷っている方がいれば、試しにGoogleサイトを使ってみるのもいいと思います(だって無料ですし)。

コンサル的な視点で見る、Googleサイトの良い点8つ

今回、Googleサイトについて調べて見て結構いい点がたくさんありました。僕自身、へっぽこコンサルで申し訳ありませんが、コンサル的視点に立った独断と偏見による、Googleサイトの良い点を8つ挙げて見ます。

良い点8つ!

  • 無料で利用することができる
  • 広告が表示されない
  • 初心者でも簡単に作成できる
  • デバイスの画面サイズに関係なく表示ができる
  • 共同で編集ができる
  • Google以外のサービスとの連携が容易にできる
  • 収益が図れる
  • アクセス制限ができる

では、それぞれ見ていきましょう。

完全無料で全機能が利用可能なのはすごい

Googleアカウントを持っていれば、無料でホームページを作成と公開が可能です。イメージ的には、Googleのドキュメントやスプレットシートなどと同じカテゴリに属するツールですね。Googleアカウントには無料枠で15GBのGoogleドライブが割り当てられていますが、この範囲で、無料で使えます。

一般的に通常の中小企業ホームページは10GBあれば十分ですので、まあ、問題ないでしょう。

注意が必要なのが、Googleドライブ全体で15GBの容量が割り当てられているため、他のドキュメント、スプレットシート、フォトなどで容量を使っていると、Googleドライブの容量オーバーになるので、管理が必要ですね。

しかも、無料なのに広告が表示されない

広告については、ページの作成中も、公開後も、広告は一切表示されません!

例えば、立ち上げた際の画面は上記の画像です。最終的に作成した画面をプレビューで確認できますが、広告・バナーが全く表示されないため、ないため気持ちよく(?)ホームページを作ることができます。

加えて・・・公開後のホームページにもなんとバナーや広告が表示されません!これは、結構、無料のホームページ制作ツールでは画期的だと思います。BtoBビジネスの自社サイトでは広告表示はまずありえないですよね。。。この点、コーポレートサイトを自作するにはぴったりだと思います。

触って見た感想・・・初心者でも絶対に作成できます

この画面は左は立ち上げた際の画面で、右は僕がサンプルで作成したページです。(好きな作家である村上春樹にちなんで、「はるきのホームページ」としてみました、内容は全く村上春樹と関係ありません)

初心者ですが、ざっと10分で作成できました。イメージ的にはワードやGoogleドキュメントに似ています。こんな感じで、直感的にホームページが作れ、その割には(?)まあまあ、見栄えの良いホームページを作ることができることです。

これは便利・・・設定なしで、PCとスマホに両方対応

この点もなかなかすごいポイントです。Googleサイトで例えばPCレイアウトでページを作っていたとします。でも、自動的にスマホ対応のレイアウトにも対応できてしまっています。これを、レスポンシブ対応というのですが、Googleサイトは完全にレスポンシブ対応できてしまっていました。

上のように、作成中のサイトは簡単に、プレビューできます

また、こんな感じで、プレビューボタンを押すことで、作りながら、スマホ・タブレット・PCでのプレビューを確認できます。なので、いちいち、スマホサイトとPCサイトの2パターンを作る必要ないのは、なかなか良いですね!

共同編集機能があるので、会社利用もOK

コーポレートサイトを自社で作成する場合、一人で制作から更新までやるなんてなかなかないですよね。基本、チームでやると思います。こんな場合、複数アカウントでログインし、ページを編集しなければいけません。

で、結構、無料サイトと言っても、複数メンバーでの編集をするには有料アカウントに変更しないといけないツールって多いんですよね。でも、Googleサイトの場合、Googleアカウントを持っていれば、「共有」という機能でアカウントを追加していけば、複数名での編集も可能です。

こんな感じで、簡単に共有可能です。地味によいポイントですね。

他のGoogleサービスとの連携がめちゃ簡単!

サイトを作る際、普通は文章と写真だけで完結するケースは少なく、問い合わせフォームやカレンダーや自社へのアクセスのための地図を表示するなどが必要になってきます。

ここら辺は、さすが、Googleといった感じで、問い合わせフォームはGoogleフォーム、カレンダーはGoogleカレンダー、地図はGoogleマップを、さくっとページに埋め込むことができます。

上の図のように、挿入タブから簡単に、Google内のツールを埋め込むことができてしまいます。

Googleアドセンスによる広告表示はすぐできそう

コーポレートサイトで、広告表示をするケースはないでしょうが、個人利用でのブログサイトや、会社のメディアサイトなどでは広告表示をしたいケースはありますよね。

Googleサイトで作成したページは、アドセンスというGoogleが提供する広告配信サービスを簡単に設定できます。ここら辺は、Googleサービスでの連携の強みと言えるでしょう。

社内用サイト用途など、アクセス制限もできる

もし、社内閲覧目的の情報共有ページなど、特定のユーザーのみに公開したい場合も可能です。この場合、特定のGoogleアカウント登録者だけにアクセスを制限することも、URLを知っている人のみが利用できるようにもできます。どちらも、Googleの検索エンジ人には引っかからないので、URLを知らない人がたどり着くことは、事実上不可能です。

実は、この機能は他の無料ツールだけでなく、WordPressなどの高性能ツールでも、既存機能だけではできないので、何気にすごいです。

コンサル的な視点で見る、Googleサイトの悪い点3つ

続いて、へっぽこコンサルによる、Googleサイトの悪い点を3つを挙げて見ます。

悪い点3つ!

  • テンプレートデザインに限りがある
  • コメント機能がない
  • カスタマイズに制限がある

これだけメリットがある反面、デメリットもあります。利用するにあたって事前に確認しておきましょう。

テンプレートデザインが少ない!

通常、無料ホームページサービスは、自分で白紙のページからゼロから作るよりも、テンプレートと呼ばれる型に沿って、文字や写真を組み込んでいきます。そうすることで、簡単に手っ取り早くページが作れるという流れになります。

なので、テンプレートの種類がたくさんあればあるほど、作れるページの自由度がますので、そのホームページサービスのメリットと言えます。

この点、例えば、Jimdoなどの他社の無料ホームページ作成サービスと比較すると、Googleサイトのテンプレートのデザインの種類はかなり少ないです。2024年10月現在、下の画面のように、テンプレートの数は18種類です。

しかも、ビジネス利用で使えそうなテンプレートは3種類くらいです。こう考えると、Googleサイトで利用できるテンプレートの種類は少ないですね。。。多分、ここら辺は、Googleは力を入れていない様子なので、極めて残念なところです。

コメント機能がない

また、こちらも残念なところですが、Googleサイトにはコメント機能がありません。まあ、コーポレートサイトであれば、コメントは必要ないでしょうが、メディアサイトや個人の情報発信サイトなどは、コメントも一つのコンテンツとみなす場合が多いですよね。

カスタマイズに制限がある!

初めにも、言いましたが、Googleサイトはノーコードでめちゃめちゃ簡単にページを作ることができます。そのため、HTML/CSS/Javascriptなどのページ作成用のプログラミング言語は不要です。その反面にもあたるのですが、HTML/CSS/Javascriptを使ったカスタマイズも不可能です。なので、ちょっとしたカスタマイズ(CSSで文字に独自の動きを入れるなど)ができません。

また、javascriptが使えないので、投稿一覧のような、これまで作ったページのリストを自動的に生成し、ページに埋め込むなどのちょっとしたプログラムを追加することもできません。

この点は、オウンドメディアなどの大規模なサイトを作ろうとした場合、結構致命的だと思います。

ズバリ!Googleサイトのおすすめ利用法は?

上のメリットとデメリットから、コンサルタントの視点で独断と偏見で、Googleサイトのおすすめ利用法をお伝えします。

ズバリ!Googleサイトのおすすめ利用法

  • 中小企業のコーポレートサイトの無料自作ツールとしては、最強ツール!!
  • また、個人の紹介ページとしてもかなり優秀

基本的に現時点では、Googleサイトは中小企業や個人事業主のビジネス利用のサイトや、個人利用の紹介サイトのような、ページをどんどん追加しないサイトの作成ツールとしては、最強ツールと言えます。

一方で、作成したページをリアルタイムでリストアップする機能などが備わっておらず、プログラミングによるカスタマイズが難しいことから、ブログサイトやメディアサイトのように、どんどん、ページを追加していくような利用や、100ページを超えるような大規模サイトを運営する場合、Googleサイトは圧倒的に不向きですね。

まとめ

以上、Googleサイトの概要でした。いろいろデメリットはありますが、それを上回るメリットも多く、個人的にはコンサル場面で、今後、Googleサイトはクライアントにお薦めしていきたいと思いました。ぜい、みなさんも、Googleサイトの活用を行って見ていただければとお思います。

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