みなさん、こんにちは。デジタルボーイです。今回はWindows環境にAnacondaをインストールするための手順を解説したいと思います。
デジタルボーイです。
データサイエンス歴20年以上のおっさんです。中小企業診断士として、データサイエンス、WEBマーケティング、SEOに関するデータ分析、コンサルティングの仕事をしています。自己紹介の詳細はコチラ
もし、Anacondaではなく素のPythonをインストールされたい場合は、こちらを参照ください
また、Mac環境へインストールされたい場合はこちらを参照ください
Anacondaとは?
AnacondaはPythonでデータ分析を行うためのデータ分析環境ツールです。Anacondaを導入することで、Pythonがインストールされるだけでなく、データサイエンスに必要なPythonライブラリがあらかじめインストールされていたり、Pythonでデータ分析を実行するためのツールであるJupter notebookがインストールされていたり、データ分析に必要なツールがある程度構築できます。そのため、Anacondaをインストールするだけで、面倒な設定などをせずにデータ分析の環境がある程度構築できるというメリットがあります。
これだけを見ると、Pythonをインストールする際は、PythonのみをインストールするのではなくAnacondaをインストールした方がいいと思われるかもしれません。ただし、Anacondaはデメリットもあり、インストールにはハードディスクの空き容量が5GB程度必要と言われています。PCには必要最小限のインストールだけを行い、必要に応じてパッケージを導入する方がいいと言う方は、Anacondaではなく、Pythonのみのインストールがおすすめです。
ちなみに、AnacondaはPythonだけでなくR言語の分析環境も提供しています。
それでは、WindowsへのAnacondaのインストールについて解説していきますね。
Anacondaインストーラー(exeファイル)のダウンロード
まず、Anacondaの公式サイトにアクセスしましょう。Anaconda公式サイト
こちらのイメージのサイトにアクセスできたと思います。右上の「Sign-in」をクリックしてください。
すると、画像の左下のように、WindowsマークのDownloadボタンがあるのでクリックしてください。ダウンロードが開始さます。
ダウンロードが完了すると、下図のように、ダウンロードフォルダに「Anaconda3-yyyy.x.x-Windows-x86_64.exe」というexeファイルがあります。yyyy.x.xはAnacondaのリリース時期により変わると思います。
Anacondaインストーラー(exeファイル)を起動
exeファイルをクリックしましょう。
上の図のように、Windows版のインストーラが立ち上がります。「Next」をクリックしましょう。
上の図のように、License Agreement(ライセンス使用許諾)が表示されます。「I Agree」をクリックしましょう。
続いて、上の図のように、Select Install Typeで、自分のみで使うか、全てのユーザーで使うかが選べます。通常の利用用途では自分のみで構いませんので、Just Me(recommended)を選択し、「Next」をクリックします。
注意!!:インストールするフォルダは日本語ではダメ!
続いて、上の図のように、Choose Install Locationで、インストールする場所の選択画面が表示されます。
Destination Folderの下のテキストボックスにデフォルトのインストール場所のパスが書かれています。この際、パスがアルファベット表記の場合はそのまま「Next」で構いません。
一方、上左図のように日本語のフォルダ名の場合は、「Next」を押すと、上右図のようにアラートのポップアップが表示され、そのままではインストールできません。
これは、Anacondaのインストールフォルダ名(フルパス)はアルファベット表記で構成されなければならないためです。この場合、以下の手順でアルファベット表記のフォルダを構成し、そこをインストール場所に指定する作業を行なってください。
インストールするフォルダを日本語からアルファベットに変更する手順
それでは、フォルダ名の変更をしていきましょう。
先ほどの上図の画面で、「Browse…」をクリックします。
上図のフォルダ一覧が開かれるので、日本語名のフォルダが全くない階層で、左下の「新しいフォルダーの作成(M)」をクリックします。例えば、Cドライブの直下などがおすすめです。
上の図のように「新しいフォルダー」という名前のフォルダが作成されます。
上の図の表に、半角の英字(アルファベット)でフォルダを作成してください(図では「app」というフォルダ名で作成しています)。これでフォルダの設定は完了です。「OK」ボタンを押してください。
フォルダ名がアルファベットのみで構成せれていますね!「Next」をクリックしてください。
続いて以下の画面に移ります。
Anacondaでは、以下の3つにチェックを入れることを推奨しています。
- Create start menu shortcuts (supported packages only)
→スタートメニューにショットカットを作る - Register Anaconda3 as my default python 3.xx
→Anaconda3を自分のデフォルトのPythonとして設定する - Clear the package cache upon completion
→完了時にパッケージキャッシュをクリア
上の画面ではチェックが入っていませんが、入れてください
特に理由がなければ、上の3つにチェックを入れて、「Install」をクリックしましょう。
また、既にPython3がWindowsの中に入っている場合、上の図のようなアラートが出ます。Pythonを置き換えるかどうかを聞いています。通常は置き換えて問題ないため、「OK」をクリックしましょう。もし問題がある場合、「キャンセル」とします。
こんな感じで、上図のようにインストール作業が開始されます。
しばらくすると、上図のようにインストール作業が完了すると次の画面となります。「Next」をクリックします。
上図の画面に移ります。「Next」をクリックします。
上図の画面に移ります。2つにチェックを入れて「Finish」をクリックします。これにて、インストールは完了です。
Anaconda Navigatorのアップデート
続いて、上の画面でインストールを完了すると、Anaconda Navigatorが自動的に立ち上がります。ちなみに、Anaconda NavigatorはAnacondaをGUIで操作するためのツールで、Anaconodaのトップ画面と思ってもらって問題ありません。
トップ画面が開かれるとすぐに、上図の画面のように「Update Application」のポップアップが表示されます。「Yes」をクリックしましょう。
上図のようにアップデートが開始されます。
また、場合によっては、上図のようにAnacondaでサインインを求められる場合があります。GoogleなどのSNSアカウントでログインしておくと良いでしょう。
アップデートが完了すると、上図のようにトップ画面が表示されます。たとえば、もし、一緒にJupyterLabで作業したい場合なんかは、上の画像、右上の「JupyterLab」の「Launch」ボタンをクリックすれば、実行できます。
以上でインストールは完了です。お疲れ様でした!