初心者のためのJupyterLabのインストール方法(Mac編)

みなさんこんにちは、デジタルボーイです。今回は、MacにJupyterLabをインストールしましたので、備忘録がてら、手順を整理したいと思います。

記事を書いた人

デジタルボーイです。
データサイエンス歴20年以上のおっさんです。中小企業診断士として、データサイエンス、WEBマーケティング、SEOに関するデータ分析、コンサルティングの仕事をしています。自己紹介の詳細はコチラ

僕の環境はMacBookProでチップはM2 Proになります。

また、マシンにはPythonとHomebrewがすでにインストールされている状況から、ターミナルからpipでインストールするやり方になります。PythonやHomebrewがまだインストールされていない場合はこちらの記事を参考にしてください

また、この記事ではPyhtonに直接JupyterLabをインストールする方法を解説しています。AnacondaのインストールやAnacondaへのJupyterLabのインストールはこちらを参照ください。

目次

Node.jsのインストール

JupyterLabは裏でJavascriptが動くんですが、このJavascriptを動かすための実行環境であるNode.jsがインストールされていることが必要とのことです。実は、初めこの点を知らずに、結構つまずきました。ここら辺は、確かJupyterNotebookの時はこんなことしなくて良かったような気がするんですが、めんどくさいですね。

(Node.jsをインストールせずにJupyterLabをインストールしてしまった場合のエラーの対処法は、下に書いてあるので、つまずいた方は、そちらを確認してくださいね)

ということで、Nodeがインストールされているかどうか、ターミナルで次のコマンドを入力し、確認してみましょう。

% node -v
zsh: command not found: node

ターミナルで「command not found: node」と出れば、インストールされていません。次のコードでインストールしましょう。

% brew install node

再度、バージョンを確認すると、次のように、バージョンが出力されたと思います。

% node -v
v21.7.1

MacにJupyterLabをインストール

続いて、MacにJupyterLabをインストールします。インストールといっても、簡単です。

まず、pythonのバージョンを確認。

% python --version

Python 3.11.7

人によっては、下のように、python3と入力しなければいけないかもしれません。この辺はPythonをインストールした環境やPathの設定でひとそれぞれです。

% python3 --version

Python 3.11.7

バージョンを確認できたら、次のコマンドのように、pipでインストールしましょう。

% python -m pip install jupyterlab

先程のバージョン確認と同じく、python3でPathが遠ている場合は、「% python3 -m pip install jupyterlab」で入力してください。

普通に、pipでインストールできるんですね!

JupyterLabは次のようにコマンドを実行することで、jupyterlabのウェブサーバーがが立ち上がり、自動的にブラウザが立ち上がります。

% jupyter lab

次のように、ブラウザが立ち上がれば、インストール完了です。

JupyterLabの起動に失敗(ビルドエラー)が怒った場合

通常、起動も次のようにターミナルから実行できます。

% jupyter lab

ただ、僕の場合、こんな感じで、ブラウザにエラーが表示されました。

ターミナルを確認すると、こんな感じでエラーが出ています。

エラー箇所を抜き出すとこうです。

[E 2024-03-28 14:47:41.679 LabApp] JupyterLab application assets not found in "/opt/homebrew/Cellar/python@3.11/3.11.7/Frameworks/Python.framework/Versions/3.11/share/jupyter/lab"
[E 2024-03-28 14:47:41.679 LabApp] Please run `jupyter lab build` or use a different app directory

どうやらjupyterlabのビルドに失敗しているらしいです。ターミナルの指示通り、以下のコマンドで、jupyterlabのビルドをしてみます。

% jupyter lab build

ターミナルからはビルド失敗のお知らせです。。。エラー箇所を抜き出してみます。

[LabBuildApp] JupyterLab 4.0.8
[LabBuildApp] Building in /opt/homebrew/Cellar/python@3.11/3.11.7/Frameworks/Python.framework/Versions/3.11/share/jupyter/lab
[LabBuildApp] ERROR | Build failed.
Troubleshooting: If the build failed due to an out-of-memory error, you
may be able to fix it by disabling the `dev_build` and/or `minimize` options.

If you are building via the `jupyter lab build` command, you can disable
these options like so:

jupyter lab build --dev-build=False --minimize=False

You can also disable these options for all JupyterLab builds by adding these
lines to a Jupyter config file named `jupyter_config.py`:

c.LabBuildApp.minimize = False
c.LabBuildApp.dev_build = False

If you don't already have a `jupyter_config.py` file, you can create one by
adding a blank file of that name to any of the Jupyter config directories.
The config directories can be listed by running:

ターミナルからは「インストールに必要なメモリ不足かも・・・」と言われています。

いや〜、このMacBookPRO、買って1年も経ってないのに、メモリ不足なわけないでしょ!ということで、いろいろ、調べてみと、どうやらJupyterLabのインストールにはNode.jsのインストールが事前に必要なようでした!ちなみに、Node.jsというのは、Javascriptを動かすための実行環境で、JupyterLabには必須のようです。

ということで、次のように、NodeをHomebrewでインストールします。

% brew install node

ちゃんと、インストールできたか、確認します。

% node -v
v21.7.1
% npm -v 
10.5.0

再度、jupyterlabを「jupyter lab build」でビルドしてみます。

% jupyter lab build
[LabBuildApp] JupyterLab 4.1.5
[LabBuildApp] Building in /opt/homebrew/Cellar/python@3.11/3.11.7/Frameworks/Python.framework/Versions/3.11/share/jupyter/lab
[LabBuildApp] Building jupyterlab assets (production, minimized)

ビルド成功したみたいです。

次のコマンドでJupyterLabを起動しましょう。

% jupyter lab

無事、起動できました!

以上、MacへのJupyterLabのインストール手順でした。お疲れ様でした。

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