こんにちは、デジタルボーイです。備忘録がてら、複数のPythonパッケージを一括でインストールする手順について、まとめておきます。
デジタルボーイです。
データサイエンス歴20年以上のおっさんです。中小企業診断士として、データサイエンス、WEBマーケティング、SEOに関するデータ分析、コンサルティングの仕事をしています。自己紹介の詳細はコチラ
お時間のない人のための、結論!!
複数のパッケージを一括インストールする方法は主に2つあります
方法1: スペース区切りで複数指定
% pip install numpy pandas matplotlib
方法2: requirements.txtを使用
% pip freeze > requirements.txt
% pip install -r requirements.txt
環境設定
- OS: macOS
- Python: 3.11.0
方法1: 複数パッケージを直接インストールする方法
pipを使って複数のパッケージを一度にインストールするには、スペース区切りで並べて指定します。
% pip install numpy pandas scikit-learn matplotlib seaborn
もちろん、バージョンを指定してインストールすることもできます。
% pip install numpy==1.24.3 pandas==2.0.0 matplotlib==3.7.1
方法2: requirements.txtを使用する方法
この方法は、現在の環境を別の環境に再現する場合や、プロジェクトの依存関係を管理する場合に便利ですね!
まず、現在のパッケージリストをrequirements.txtに出力します。
% pip freeze > requirements.txt
生成されたrequirements.txtの中身は以下のようになります。
numpy==1.24.3
pandas==2.0.0
matplotlib==3.7.1
scikit-learn==1.2.2
seaborn==0.12.2
このrequirements.txtを使って、記載されているパッケージを一括インストールできます。
% pip install -r requirements.txt
一般的に、pip freezeで出力するテキストファイルの名称はrequirements.txtとする様ですが、このファイル名称でなければ、インストールできないということはありません。必要に応じて、pip freeze > requirements_env01.txt
など、環境名などを含めても問題ありません。もちろん、ファイルを読み込むには、pip install -r requirements_env01.txt
とファイル名もきちんと指定する必要があります。
インストールの確認
インストールされたパッケージとバージョンを確認するにはpip list
が便利です。
% pip list
Package Version
--------------- -------
numpy 1.24.3
pandas 2.0.0
matplotlib 3.7.1
scikit-learn 1.2.2
seaborn 0.12.2
まとめ
以上が、複数のPythonパッケージを一括インストールする方法でした。ベタ書きで、直接インストールする方法は手軽で、requirements.txtを使用する方法は環境の再現性が高いという特徴があります。プロジェクトの規模や目的に応じて、適切な方法を選択してください!