こんにちは、デジタルボーイです。普段はクライアントのAI開発、データ分析、中小企業コンサルを仕事としていますが、クライアントのご要望に応じて補助金申請のご支援もしています。補助金事務局のコーディネータや精度内部にも関わっていた経験からしっかりと補助金について解説したいと思います!

デジタルボーイです。
データサイエンス歴20年以上のおっさんです(元SAS institute japan データサイエンティスト)。中小企業診断士として、AI開発、データサイエンス、WEBマーケティング、SEOに関するデータ分析、コンサルティング、補助金支援の仕事をしています。自己紹介の詳細はコチラ
「設備投資したいけど、資金がなぁ…」
中小企業の社長さんなら、一度はそう思ったことがあるんじゃないでしょうか。実はそんなときにぜひ検討してほしいのが、ものづくり補助金です。
正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」。名前に「ものづくり」と入っていますが、製造業だけの制度ではありません。サービス業や商業の事業者さんも対象なんですよ。
私自身、中小企業診断士として数多くのものづくり補助金の支援をしてきましたが、支援先の約7割が製造業、残り3割がサービス業です。従業員5〜50人くらい、売上1億〜50億円くらいの会社さんが多いですね。
この補助金、ざっくり言うと「革新的な新製品・新サービスを開発するための設備投資に、国がお金を出してくれる制度」です。しかも返済不要。これは使わない手はないですよね。
で、相談に来られる社長さんに共通しているのが、「欲しい設備はもう決まっている」ということ。「省力化って何?」「新製品開発って何?」を調べているというよりも、「この設備に補助金が使えるのか知りたい」というのが本音なんです。そのお気持ち、よくわかります。
現在、第23次公募が行われています(公募期間:2026年2月6日〜5月8日17:00)。この記事では、ものづくり補助金にチャレンジしたい社長さんに向けて、制度の全体像をわかりやすくまとめました。
この記事でわかること:
- ものづくり補助金の目的と仕組み
- 2つの申請枠(高付加価値化枠・グローバル枠)の違い
- 誰が申請できるのか?対象者の要件
- 何に使えるのか?補助対象経費
- 申請に必要な「3つの基本要件」
- 申請から補助金を受け取るまでの流れ
- 申請前に知っておきたい注意点
ものづくり補助金とは|制度の目的と全体像
ものづくり補助金は、中小企業・小規模事業者が生産性向上のために行う革新的な新製品・新サービスの開発や、海外需要の開拓に必要な設備投資等を支援する国の補助金です。
公募要領にはこう書かれています。
中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたる相次ぐ制度変更に対応するため、生産性向上に資する革新的な新製品・新サービス開発や海外需要開拓を行う事業のために必要な設備投資等に要する経費の一部を補助する
――ものづくり補助金 公募要領(第23次公募) p.6
運営は全国中小企業団体中央会が事務局を務め、独立行政法人中小企業基盤整備機構から定額補助を受けて実施されています。
「返済不要」だけど注意点もある
補助金なので融資とは違い、基本的に返済は不要です。これが補助金の最大のメリットですね。
ただし、「本当に返さなくていいの?」と心配される社長さんも多いです。初回相談で必ずと言っていいほど聞かれます。結論から言うと、後述する賃上げ等の基本要件を達成できなかった場合は、補助金の一部を返還する義務があります。ここは見落としがちなポイントなので、後ほど詳しく説明しますね。
とはいえ、最初から無理のない計画を立てておけば、返還になるケースはそう多くありません。ここは計画書の作り込み次第です。
2つの申請枠と特例措置
第23次公募では、「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」の2つの申請枠があります。ほとんどの事業者さんは「製品・サービス高付加価値化枠」での申請になるかと思います。
製品・サービス高付加価値化枠
革新的な新製品・新サービスの開発に必要な設備・システム投資等を支援する枠です。
| 従業員数 | 補助上限額 |
|---|---|
| 1〜5人 | 750万円 |
| 6〜20人 | 1,000万円 |
| 21〜50人 | 1,500万円 |
| 51人以上 | 2,500万円 |
- 補助下限額:100万円
- 補助率:中小企業 1/2、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者 2/3
- 実施期間:交付決定日から10か月(採択発表日から12か月後の日まで)
ここで重要なのが、「革新的な新製品・新サービスの開発」が前提だということ。単に機械を買い替えるだけ、既存の製造プロセスを効率化するだけでは対象外です。
よくある勘違いとして「古くなった設備の入替えに使える」と思っている方がいらっしゃいますが、それではNGなんです。あくまで新しい価値を生み出す取り組みであることが求められます。
ただ、ここは言い方次第でもあります。たとえば「古い旋盤を新しい旋盤に替えたい」ではダメですが、「新型のNC旋盤を導入して、これまで外注していた高精度加工を内製化し、新しい製品ラインを立ち上げる」なら話は変わってきます。設備の導入が目的ではなく、その設備で何を実現するのか——ここが計画書のキモです。
グローバル枠
海外展開を考えている事業者さん向けの枠です。海外への直接投資、輸出、インバウンド対応、海外企業との共同事業などが対象になります。
- 補助上限額:3,000万円(補助下限額100万円)
- 補助率:中小企業 1/2、小規模企業者・小規模事業者 2/3
- 実施期間:交付決定日から12か月(採択発表日から14か月後の日まで)
高付加価値化枠よりも上限額が大きく、実施期間も長めに設定されています。ただし、海外市場調査報告書の提出など追加の要件があるので、ハードルはやや高めです。
賃上げで補助金が増える?特例措置
大幅な賃上げに取り組む事業者には、補助上限額が最大1,000万円引き上げられる特例があります。また、最低賃金の引上げに取り組む場合には補助率が2/3に引き上げられる特例もあります。
いずれも条件がありますが、「せっかくなら上限額を増やしたい」という方はチェックしてみてください。
誰が申請できる?補助対象者の要件
「うちの会社でも申請できるの?」というのは、最初に気になるポイントですよね。
基本的には、日本国内に本社と事業の実施場所があり、従業員が1人以上いる中小企業であれば対象になります。
対象となる事業者は以下の5つの類型です。
| 類型 | 主な要件 |
|---|---|
| A)中小企業者 | 業種ごとの資本金・従業員数の基準を満たす会社・個人 |
| B)小規模企業者・小規模事業者 | 製造業等:20人以下、商業・サービス業:5人以下 |
| C)特定事業者の一部 | 従業員500人以下かつ資本金10億円未満 |
| D)特定非営利活動法人 | 従業員300人以下で収益事業を行うNPO法人 |
| E)社会福祉法人 | 従業員300人以下で収益事業を行う法人 |
中小企業者の定義はちょっと複雑ですが、たとえば製造業なら「資本金3億円以下 or 従業員300人以下」、小売業なら「資本金5,000万円以下 or 従業員50人以下」です。詳しくは公募要領のp.7〜10をご確認ください。
こんな事業者は対象外です
意外と引っかかるのが「対象外」の条件です。
- みなし大企業:大企業が株式の1/2以上を所有しているなど
- 過去16か月以内にものづくり補助金・新事業進出補助金・事業再構築補助金に採択された事業者
- 過去3年間に2回交付決定を受けた事業者
- 課税所得の年平均額が15億円超の事業者
- 医療法人
- 従業員0人の事業者(21次公募以降は申請不可)
ちなみに、一度利用した事業者さんはリピーターになることが非常に多いのがこの補助金の特徴です。使っている人はどんどん使い、使っていない人はずっと使わない。正直、ちょっと不公平な構造だと思っています。だからこそ、この記事を読んで「初めてだけどチャレンジしてみよう」と思ってもらえたら嬉しいですね。
ただし連続しての申請には上記のとおり制限がありますのでご注意ください。
何に使える?補助対象経費
「補助金で何が買えるの?」これもよく聞かれる質問です。
大前提として、単価50万円(税抜)以上の機械装置等への設備投資が必須です。そのうえで、以下の経費が補助対象になります。
| 経費区分 | 上限等 |
|---|---|
| 機械装置・システム構築費 | 必須。50万円以上の設備投資が必要 |
| 技術導入費 | 補助対象経費総額の1/3まで |
| 専門家経費 | 補助対象経費総額の1/2まで |
| 運搬費 | ― |
| クラウドサービス利用費 | ― |
| 原材料費 | ― |
| 外注費 | 補助対象経費総額の1/2まで |
| 知的財産権等関連経費 | 補助対象経費総額の1/3まで |
グローバル枠の海外市場開拓(輸出)事業のみ、海外旅費・通訳翻訳費・広告宣伝販売促進費も対象になります。
また、機械装置・システム構築費以外の経費は総額500万円まで(グローバル枠は1,000万円まで)という上限があります。
よくある「対象外」の勘違い
支援の現場でよくあるのが、こんな勘違いです。
- PCやタブレットなどの汎用品 → 対象外です
- 商品の仕入れ → 対象外です
- 機材を置くための工場のリフォーム代 → 対象外です
- 設備を動かすために必要な汎用PC → 対象外です
「設備を入れるから工場も改修しないと…」という気持ちはわかるのですが、工場の改修費は補助対象にならないんですよね。ここは要注意です。
あと多いのが、「先に補助金がもらえて、そのお金で設備を買える」と思っているケース。これ、初回相談で半分くらいの方が勘違いされています。実際はまったく逆なので、次のセクションでしっかり説明します。
補助金は「後払い」です!!
これも意外と知られていないのですが、補助金は先にもらえるわけではありません!!
流れとしては、まず自分で設備を購入して支払いを済ませ、補助事業を完了させてから、後で補助金が振り込まれます。つまり、いったん全額を立て替える必要があるということです。
投資規模が大きい場合は金融機関からの借入が必要になるケースがほとんどです。ここが意外なハードルでして、金融機関から融資が受けられないと、そもそも補助金を活用できないんです。実際、金融機関から支援が見込めなくなったり、反対されたりして申請を断念する事業者さんもいらっしゃいます。債務超過の状態だとかなり厳しいのが現実です。
経験上、30名以下の中小企業では500万〜2,000万円くらいの投資規模がしっくりくるケースが多いですね。100〜200万円くらいだと計画がどうしてもしょぼくなってしまいますし、逆に大きすぎると資金繰りが厳しくなる。このバランスが大事です。
さらに重要なのが、交付決定日より前に発注・契約・購入した経費は一切対象外だということ。「先に買っちゃったけど、後から申請すればいいでしょ?」はNGです。必ず採択→交付決定を待ってから購入してください。
申請に必要な3つの基本要件
ものづくり補助金を申請するには、以下の3つの基本要件を満たす事業計画を立てる必要があります。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| ①付加価値額の増加 | 年平均成長率 +3.0%以上 |
| ②賃金の増加 | 1人あたり給与支給総額を年平均成長率 +3.5%以上 |
| ③事業所内最低賃金 | 地域別最低賃金 +30円以上 |
賃上げ要件、実際どうなの?
「賃上げ+3.5%って、きつくないですか?」と聞かれることもありますが、実は多くの社長さんは「従業員にもっと払ってあげたい。でもそれができないから困っている」というのが本音です。補助金をきっかけに賃上げできるなら、むしろ前向きに捉えている方が多い印象ですね。できるなら従業員にもっと還元したい——そう思っている社長さんがほとんどです。
ただし、ここで注意してほしいのが最低賃金の急激な上昇です。
近年の全国加重平均の最低賃金は以下のように推移しています。
| 年度 | 全国加重平均 | 引上げ額 | 上昇率 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 961円 | +31円 | 約3.3% |
| 2023年 | 1,004円 | +43円 | 約4.5% |
| 2024年 | 1,055円 | +51円 | 約5.1% |
| 2025年 | 1,113円 | +58円 | 約5.5% |
(出典:厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧)
ご覧のとおり、毎年上昇幅がどんどん大きくなっています。補助金を申請した時点では「+30円くらいなら問題ない」と思っていても、数年後の最低賃金がここまで上がるとは想定していなかった…というケースもあり得ます。
要件②と③が未達になった場合、補助金の一部返還を求められます。事業計画を立てる際には、この最低賃金の上昇トレンドも織り込んで、無理のない計画にすることが大切です。
私の支援先では、初期の段階で無理のない計画を立てるようにしているので、要件未達による返還はこれまで発生していません。ここは計画段階での設計がすべてですね。「背伸びしすぎない、でも甘すぎない」ラインを見極めるのが、専門家の腕の見せどころだと思っています。
申請から補助金を受け取るまでの流れ
ものづくり補助金は、申請してすぐお金がもらえるわけではありません。全体の流れを把握しておきましょう。
【第23次公募のスケジュール】
| ステップ | 時期(目安) |
|---|---|
| ①事前準備(GビズIDの取得) | 早めに |
| ②公募開始 | 2026年2月6日 |
| ③電子申請受付開始 | 2026年4月3日 |
| ④申請締切 | 2026年5月8日 17:00(厳守) |
| ⑤審査(書面審査+口頭審査) | 申請後 |
| ⑥採択発表 | 2026年8月上旬頃 |
| ⑦交付申請→交付決定 | 採択から原則2か月以内 |
| ⑧補助事業の実施 | 交付決定後 |
| ⑨実績報告→確定検査→補助金額の確定 | 事業完了後 |
| ⑩補助金の請求→支払い | 確定後 |
| ⑪事業化状況報告 | 毎年4月 |
申請は電子申請のみで、GビズIDプライムアカウントが必要です。発行に時間がかかることがあるので、まだ持っていない方は今すぐ準備を始めてください。
相談から申請まで、どれくらいかかる?
経験上、相談を受けてから申請書を仕上げるまでには概ね1か月半は必要です。特急でも1か月はかかります。
「来週締切なんですけど、今から間に合いますか?」というご相談をいただくこともありますが、正直それは厳しいです。良い計画書を作るには、事業者さんとしっかり対話して、決算書を確認し、工程を分析し、現状の課題を整理するところから始めます。それを飛ばして見栄えだけ整えた計画書を出しても、まず通りません。
余裕を持ったスケジュールで取り組みましょう。
申請前に知っておきたい注意点
「すぐ買いたい」なら補助金は向かないかも
補助金を使うには、計画書が採択されてから購入する必要があります。「今すぐ設備が必要」「来月には稼働させたい」というケースだと、スケジュール的に補助金の活用が難しいことがあります。
ビジネスのタイミングと補助事業のスケジュールが合わず、泣く泣く断念する事業者さんも少なくありません。逆に言えば、設備投資を半年〜1年先に計画している方にとっては非常に相性が良い制度です。
コピペ・テンプレ申請書は絶対NG
公募要領でも注意喚起されていますが、他の事業者と同一・類似の事業計画で申請するとペナルティを受けます。
他の法人・事業者と同一又は類似した内容の事業を故意又は重過失により申請した場合、1回目は次回、次々回公募の申請を不可とし、2回目以降は次回公募以降4回分の公募の申請を不可とします
――公募要領 p.5
これは冗談抜きで厳しい措置です。AIで生成したコピペ申請書やテンプレートの使い回しは、審査の段階でほぼ見抜かれます。大量の申請書を読む審査の現場では、似たような文章はすぐにわかるんですよ。
落ちるだけならまだしも、今後の申請まで封じられるのは大きな損失です。
不適切な支援業者に要注意
公募要領には、不適切な支援業者の例として以下が挙げられています。
- 実際のコストとかけ離れた高額な成功報酬を請求する
- 申請代行を主たるサービスとし、申請者が内容を理解しないまま申請する
- 料金体系・支援内容・支援期間が不透明な契約を締結する
- 申請書に虚偽の内容の記載を教唆する
「絶対100%受かります」と言い切るコンサルタントがいたら、まず疑ってください。補助金に100%はありません。そういうコンサルに入られて、そのために事業を組んでしまっている事業者さんを見ると、本当に心配になります。
コンサルタントに依頼する場合は、地場の信頼できる専門家に相談するのがおすすめです。なぜ地場かというと、事業者さんの地域の産業構造や市場環境を理解したうえで計画を作る必要があるからです。ネットで見つけた遠方のコンサルよりも、顔を合わせてしっかり対話できる距離感の専門家のほうが、結果的に良い計画書になります。
計画書のクオリティで採否が決まる
せっかくなので、採択される計画書とそうでない計画書の違いについても少し触れておきます。
通る計画書の共通点は、「なぜ売上が上がるのか」を論理的・数値的に説明できていることです。
売上が上がる計画はどの事業者さんも書きます。でも、「なぜ上がるのか」を根拠をもって説明できている計画書は、正直かなり少ないんです。特に営業計画やマーケティング計画が手薄になりがちで、ここで差がつくと言っても過言ではありません。
数値の作り方にもコツがあります。よくあるのが「売上をトップダウンで〇〇億円」とフリーハンドで書くパターン。これだと根拠が薄い。必ず現状の数値を積み上げて、ボトルネックを特定し、そこを解消することでどれだけ改善するか——この積み上げ方式で書くことが大切です。
また、計画書では自分の事業ならではの苦しみ・課題・成功の兆しを独自の視点で整理することが重要です。一般論に終始していると評価は上がりません。「同業他社も同じ課題を抱えていて…」ではなく、「うちの工場では〇〇工程がボトルネックで、月に△△時間のロスが出ている」くらい具体的に書けると、計画書にぐっと説得力が出ます。
もう一つ、最近の申請は電子申請が主体で文章ベースになっています。そのため図表は添付資料としてしっかり作り込んで提出するのがおすすめです。文章だけでも図だけでも偏りすぎるとよくない。文章で論理を組み立て、図表で視覚的に補強する——このバランスが理想ですね。
専門家の力を借りるべきか?
「自分で書けますか?」とよく聞かれるのですが、よっぽど補助金申請に慣れた社長さんでない限り、専門家の支援はあったほうがいいというのが正直なところです。
最近の補助金は、申請書をコンパクトにまとめつつ要点を的確に書く必要があります。「必要な情報を簡潔に伝える」技術って、日常的にこの仕事をしていないとなかなか身につかないんですよね。
特に数値計画。税理士さんは過去の決算書を読み解くプロですが、未来の数値を説得力を持って作れるかというと、それはまた別の専門性です。投資回収期間も3〜5年が現実的なラインですが、根拠を持ってその数値を導き出せるかどうか。ここが専門家の腕の見せどころです。
ただし、大事なのは事業の方向性は社長自身がしっかり考えるということ。コンサルに丸投げして、何も理解しないまま申請するのは最悪のパターンです。口頭審査に呼ばれた場合、資料を見ながらでもいいので自分の言葉で数値を説明できる必要があります。計画そのものを他人任せにしていると、そこで詰みます。
不採択になっても、諦めなくていい
ちなみに、不採択になっても再チャレンジは可能です。採択結果公表以降であれば、事業計画をブラッシュアップして再度応募できます。
私の目安としては再チャレンジは2回まで。2回出してダメなら、その計画自体を見直したほうがいいかもしれません。ただ、1回目は書き方の問題で落ちただけで、計画そのものは良いケースも多いです。その判断は申請書を見ればわかるのですが、事業者さん自身にはなかなか難しいところなので、ここは専門家に相談してみてほしいですね。
会社全体の事業計画との連動が大事
補助金のためだけに計画を作るのではなく、会社全体の事業計画の中に補助事業を位置づけることが非常に重要です。
会社全体の事業計画の策定については、よろず支援拠点などの公的支援機関でも相談できますので、活用してみてください。
まとめ|ものづくり補助金を活用するために
ものづくり補助金は、中小企業の設備投資を最大2,500万円(グローバル枠は3,000万円)まで支援してくれる、非常に強力な制度です。
ポイントをおさらいしましょう。
- 「革新的な新製品・新サービスの開発」が前提。単なる設備の入替えは対象外
- 補助率は1/2(小規模企業者等は2/3)。返済不要だが賃上げ等の基本要件あり
- 補助金は後払い。先に全額を自分で支払う必要がある
- 交付決定前の購入は一切NG。スケジュール管理が重要
- コピペ・テンプレ申請書はペナルティの対象。自社独自の計画を作ること
- 相談から申請まで最低1か月半は必要。早めに動き出すこと
初めての補助金で不安に思う方も多いと思いますが、ダメもと、受かれば儲けものくらいの気持ちでチャレンジしてほしいんです。受かれば設備投資のハードルがグッと下がりますし、計画書を作る過程で自社の事業を見つめ直すきっかけにもなります。
実際、計画書を書き上げたあとに「自分の事業のことをこんなに深く考えたのは初めてだ」とおっしゃる社長さんは多いです。補助金が通らなかったとしても、その過程は決して無駄にはなりません。
第23次公募の申請締切は2026年5月8日(金)17:00です。
最新の公募要領やFAQはものづくり補助金総合サイトで確認できます。
あわせて読みたい
この記事は、ものづくり補助金を徹底解説するシリーズの一つです。
- 補助対象経費まとめ|何に使える?使えない?全区分を現場目線で解説
「この設備、補助金で買える?」に答える記事です。経費区分ごとの注意点や、現場でよくある勘違いを詳しく解説しています。 - 審査基準と加点項目を徹底解説|採択される計画書のポイントとは
審査で何を見られているのか、加点・減点の戦略、通る計画書と落ちる計画書の違いをまとめています。 - ものづくり補助金を徹底解説|制度概要・対象経費・審査のポイントまで【まとめ】
3本の記事を一覧できるまとめページです。
「うちでも使えるか?」まずはご相談ください
補助金は、一度使った事業者さんほどリピートする傾向があります。裏を返せば、まだ使ったことがない方こそ大きなチャンスがあるということです。
当事務所では、中小企業診断士としての経営コンサルティングと、AIエンジニアとしての技術的知見を活かし、事業計画の策定からSIerとの技術調整、申請書の作成まで一貫してサポートしています。
- この設備は補助対象になるのか?
- 計画書はどう書けばいいのか?
- 自社の投資規模で申請する意味はあるのか?
こうした疑問に、現場を知る専門家が率直にお答えします。
申請のご支援をご希望のお考えの方へ
- 福岡県、山口県のお客様へ:地域の課題や状況に特化した迅速かつ柔軟なAI開発をご提案します。
- 福岡県、山口県以外のお客様へ:完全リモートで対応しています。価格は福岡・山口版のリモート対応の価格になります。
ご相談・無料お見積もり
まずは無料コンサルティングをお気軽にお申し込みください。ZoomによるWEB会議もしくはお電話にて45分程度の無料コンサルティングを実施します。
本ガイドの情報は執筆時点の公募要領等に基づいています。最新の公募条件は必ず事務局の公式サイトでご確認ください。


